2. リノベーション
1964年の東京オリンピック以降、高度経済成長の波とともに急速に普及したマンションの中で、富裕層向けのセカンドハウスとして1974年に販売されたのが、『嵐山レックスマンション』でした。
当時の一戸あたりの平均販売価格は“2,600万円”、現在の貨幣価値に換算すると“6,500万円～7,000万円”と相当な高額物件でしたが、販売即日で完売しました。
尚、新築時より４０年が経過した今でも、全39戸室の内の約6割がセカンドハウスとして利用されています。
その理由は、この嵐山が、京都を代表する観光地というだけでなく、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と四季折々の美しさを楽しむことが出来るところにあります。その優雅な風情から、この場所が千年以上も昔から天皇や公家などの上流階級の別荘地として愛されたことが理解できます。
特に、レックスマンションから望める“渡月橋”は、鎌倉時代第90代天皇の亀山天皇（1249年～1305年）が、“川面に映った満月を渡るようだ”として“渡月橋”と命名したと伝えられており、今も変わらぬ美しい景色が広がっています。
また、嵐山を愛した天皇や公家達は、その情景と人生や恋愛を重ね合わせた和歌を数多くの残しており、時代が変わっても人々の心を魅了し続けています。
小倉山 峰の紅葉ば 心あらば
今ひとたびの みゆき待たなむ
（貞信公）
今年7月に、アメリカの大手旅行雑誌『ＴＲＡＶＥＬ＋ＬＥＩＳＵＲＥ』が発表した訪れたい観光地として2年連続で世界一となった京都、その中でも特別な場所である嵐山で過ごす時間は、何よりも贅沢な時間であり、その時間はお金だけでは計れない価値があります。
4. 嵐山・嵯峨の路
3. ギャラリー
5. 物件概要
富裕層向けのセカンドハウス。
P S
MB
クローゼット
16.18J
4.6J
バルコニー
冷
洗濯
嵐山は古代平安京遷都以来、風光明媚をもって一躍名勝の地として歴史上にも重きをなしつつ、近世に国の名勝・史跡に指定され、今では広域の地名としての嵐山という京都を代表する名所となっています。
ここでは、嵐山レックスマンションを中心とした「嵐山エリア」に点在する名所・名跡をご紹介いたします。
種類
所在地
マンション名
交通
築年月
間取り
設備
棟総戸数
中古マンション
京都市西京区嵐山
嵐山レックスマンション
阪急嵐山線「嵐山」駅 徒歩4分
京福電気鉄道嵐山本線「嵐山」駅 徒歩5分
JR山陰本線「嵯峨嵐山」駅 徒歩15分
京都バス「中の島公園」バス停 徒歩3分
京都市営バス「嵐山公園」バス停 徒歩3分
鉄筋コンクリート造4階建
電気・上下水道・都市ガス・給湯・エレベーター
昭和49年8月
1LDK
39戸
洗面室
浴室
PS
MB
トイレ
玄関
廊下
LDK
14J
洋室
6.5J
和室
6J
収納
収納
広縁
バルコニー
直指庵
大覚寺
広沢池
一条通り
遍照寺
曼荼羅山
八幡神社
化野念仏寺
寂庵
祇王寺
二尊院
常寂光寺
滝口寺
厭離庵
小倉山
落柿舎
清涼寺
宝筐院
大河内山荘
保津川
大悲閣千光寺
嵐山
天龍寺
時雨殿
臨川寺
渡月橋
中ノ島公園
法輪寺
松尾大社
四条通り
松尾橋
梅宮大社
阪急電鉄
嵐山線
桂川
鹿王院
車折神社
三条通り
JR山陰本線
亀山公園
嵯峨野観光線
新丸太町通り
※写真の名所はリンクあり。
1. 概 要
セカンドハウスを目的としたリノベーション
嵐山・嵯峨エリアマップ
大沢池
大型3面鏡や間接照明の採用で洗面室はホテルライクな空間に。
急な来客でも生活感を感じさせることがない独立キッチン。
大型の４枚引き戸、使わない場合は、ここに収納することにより、大空間ワンルームスペースとなります。
今回、新たに採用された床暖房ユニットは、ゆとりの4帖サイズ。底冷えのする京都の冬においても安心です。
和室6帖から洋室8.26帖へと変更された広々スペースに加え、タイル貼りの壁面で洗練されたスタイリッシュな空間。
これまでの1216サイズから1616サイズへと大型化されたユニットバス。ゆったりくつろげる浴室空間に変化しています。
大きめのクローゼットは、ゆとりのハンガースペースとユーザーの好みに対応出来る可動棚を設置（6段）。
手洗い付きのタンクレストイレはすっきっりデザインの最新式のものに変化。
充実の背面収納（バックセット）は既存のものを再利用。
16帖の大型リビングダイニングは、ユーザーの多彩な使い方にも柔軟に対応します。
リノベーション後（アフター）
リノベーション前（ビフォー）
セカンドハウスプラン
販売時の3LDKから2LDKに改装されていた間取りを、今回のリノベーションにて、セカンドハウスとして最適と思われる1LDKに再改装しました。
セカンドハウスとして日常と違う特別な時間を過ごす空間づくりが出来るよう、部屋の間仕切り扉を取外し出来るものとし、部屋全体をワンルームとして使えるようにしました。これにより、リゾートホテルのようにリビングやプレイルームとして広く使うことが可能となりました。また、SOHO事務所などの住居以外の利用も可能です。
デザインコンセプト
京都らしく「和」をベースに、モダンで落ち着いたイメージをコンセプトとしました。特に仕切り扉のデザインは。渡月橋に輝く月の様子をイメージして描いたもので、この部屋の象徴としました。高さ2.3メートルの飾り扉は、一般住宅では見ることが出来ない貴重なものです。
パウダールームは「和」を基調としながらも、女性が好む「北欧」のテイストも感じられるように、パイン材で全体を囲むことで自然で暖かい雰囲気のデザインとしました。
レイアウト
8.26J
四季折々の表情を見せる渡月橋
嵐山レックスマンション 外観
月と渡月橋
「山城あらし山吐月橋」 葛飾北斎
「小倉山」 下村観山
構造
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