皇室と深く関わってきた門跡寺院

青蓮院は、三千院・妙法院とあわせて天台宗の「三門跡寺院」とされていて、古くから皇室や摂関家が出家し住職として居住する格式の高い寺院です。

平安時代末期の初代門主から始まり、現代の平成に至るまでの約1000年、その伝統は脈々と受け継がれています。

青蓮院(しょうれんいん)

別名:粟田御所

正式名称は青蓮院ですが、別名「粟田御所」と呼ばれています。

その理由として、江戸時代中期に御所が火災により消失した際、「仮御所」として青蓮院を使用したことからこう呼ばれました。

また、建物の機能としても御所の紫宸殿と同じく、青蓮院の宸殿の庭には「右近の橘」と「左近の桜」が植えられています。

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800年もの間 京都を見つめてきたクスノキ

青蓮院の西側の神宮道に沿って植えられている巨大なクスノキ。

特に門前にあるクスノキは上空を覆い尽くすほどの巨大なもので樹齢は800年と伝えられ、京都市の天然記念物として登録されています。